
机のはなし
2023/10/20
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
まだ私が三十代前半だった頃、ある事情で窮乏していた時期があって、家族にはつらい思いをさせました。 折しも息子らが小学校に上がる頃合と重なっており、学習机が買えなくて知人からいただいた「おさがり」を並べてす...

そぞろ歩く南京町で
2023/10/07
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
神戸で会議を終えて、ぼんやりと秋の宵の匂いのする南京町をそぞろ歩いた。 会議では、低迷する住宅業界に在って工務店のやるべきこと、いよいよ腹を括らねばならぬことが露見した。 何もしないことはすなわち退廃を意...

不自由のなかに自由はある
2023/10/07
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
クライアントと現場の下見。 古民家リノベ案件だ。 近頃、古民家リノベーションの問合せが増えてきたことはすでに報告した通りだが、やはりこの日もそうだった。 古民家といっても、ここ丹波市では農家住宅が多くて...

コスモス
2023/10/07
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
オレンジ色のコスモスなんて、珍しいなと思って歩いていたら、行き違いの老夫婦の妻が「これはキバナコスモスっていうのよ」と、夫を見上げて得意げに話しかけていた。 氷上町清住のコスモスまつりにやってきた。 いい...

風立ちぬ秋の日
2023/10/07
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
風立ちぬ 今は秋。 秋になって最初の地鎮祭は、春日町野上野だった。 この家は両親が住む母屋に隣接して建つ。 この辺りは昔日の面影を遺す、旧街道沿いの家並みがちょっとした魅力だ。 古いオルガンのようなかす...

カモメになれなかった日
2023/09/28
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
明石海峡をカモメのように越えたら、そこは淡路島だ。 せっかくの休日だ。 一度試してみたかったマツダのオープン2シーターをレンタルして、ドライブに繰り出した。 ドライブ、と言葉に出してみて、それがずいぶん久...

古民家実地検分
2023/09/28
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
近頃…。 中古住宅や住宅用地の実地検分などが増えてきた。 小生、この住宅業界を歩んで三十余年になるが、さりとて祈るような面持ちで意見を求められても、どんなに的外れなことを言いやしないかドキドキなのだ...

やがて土に還るということ
2023/09/28
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
今日も古民家検分である。 買うべきか、買わざるべきか? 田舎暮らしに魅せられて、年代物へのリスペクトが高鳴って、そして遂に古民家暮らしに辿り着こうという依頼者の想いは切実だ。 …写真の家は、そこより...

こんなリノベがありました
2023/09/20
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
先日は、かねてから厚い要望が多く寄せられていた、古民家リノベーションのOBさま宅見学会だった。 築五十年余、在来工法二階建てで、農機具などの機屋兼居室が以前の姿だ。 かつて土間では牛が飼われていた。 昔の田...

篠山では上棟がありました
2023/09/20
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
午前7時。 北東方向に横たわる多紀連山の頂は、まだ濃い靄に包まれていた。 丹波篠山市で上棟だった。 写真でもわかるように、この家は小高い丘の上に建つ。 眼下に鬱蒼とした森があり、その向こうにゆったり蛇行す...