リノベの情景 篠山にて
2025/01/30
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
夕陽が最後のよろ日を灯して西側の山の端に溶け落ちる頃、山間の里は野も山もくれない色の絵葉書みたいになる。
丹波篠山のこの辺りならそんな形容がぴたりとはまる。
午後五時。
現場では仕事を終えて帰り支度の大工職人が二人。
お大事に。
白い綿菓子のような息を吐きながら、重そうに右脚を引きずって歩く私に労いをかけてくれた。
私より幾つも年嵩の老職だが、衰え知らずの偉丈夫だ。
私はかえって恐縮するのだ。
というよりも情けない気分になる。
これじゃあかんやろ。
坐骨神経痛のリハビリがんばらなくてば。
夕日に溺れて腰をかがめる。
くれないに照らし上げられた空を眺めて。
この穏やかな光が一番家を綺麗に見せるのだと、それは遠い昔の父の口癖だった。
ほんとリハビリがんばろう。
還暦に甘んじて日和見してるわけにいかないからね。
勇気を奮って、駑馬に鞭打って、頑張ってみよう…無理は禁物だけどね。
丹波篠山のこの辺りならそんな形容がぴたりとはまる。
午後五時。
現場では仕事を終えて帰り支度の大工職人が二人。
お大事に。
白い綿菓子のような息を吐きながら、重そうに右脚を引きずって歩く私に労いをかけてくれた。
私より幾つも年嵩の老職だが、衰え知らずの偉丈夫だ。
私はかえって恐縮するのだ。
というよりも情けない気分になる。
これじゃあかんやろ。
坐骨神経痛のリハビリがんばらなくてば。
夕日に溺れて腰をかがめる。
くれないに照らし上げられた空を眺めて。
この穏やかな光が一番家を綺麗に見せるのだと、それは遠い昔の父の口癖だった。
ほんとリハビリがんばろう。
還暦に甘んじて日和見してるわけにいかないからね。
勇気を奮って、駑馬に鞭打って、頑張ってみよう…無理は禁物だけどね。