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築八十年の古民家リノベ

Staff

丹波は冷たい雨となりました…。

それでも現場は日々の歩みを止めないのだ。
築八十年の古民家リノベーションは床組の作業に入っている。

木製床組の足元ではコンクリート基礎が施され、主要な部分は金物によって基礎と緊結された。
これにより堅牢さがグッと増して、見ていても安心感が段違いになったのだ。
さらには断熱材が床、屋根裏、四方の壁を包み込み、冬の温かさも安心の太鼓判だった。

…と、ここまではリノベーションによくある話。
けれどもほんとに古民家リノベーションで享受したいのは、古民家ならではの趣きであり、味わいなのです。
それらを新築に求めても古民家調、古民家もどきであり、残念な姿になってしまいます。

リノベーションは新築と比較できない評価軸がある

リノベーションはけして「新築そ●●●さん」なんかではないと、私は声を大にしたいです。
リスペクト。あるいは敬慕。
でなければ、八十年もこの地に建って一家を守り続けた古民家の労苦を、いったい誰が労うのでしょうか。


築八十年の古民家の現場では、灰色の空から縫い針を撒き散らしたみたいな雨が、水溜りに小さな無数の水柱を立てた。
私は逡巡する。
それでもふいに人の手の温もりを感じるのは、きっとこの家の深い息遣いのせいなんじゃないかと。
だからこそ、その分だけ古民家リノベーションには、特別な思い入れで向き合わないといけないのです。
 

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