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柏原の織田まつりとうまいもんフェスタ

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夜半に雨は光をまとった針のようになって、アスファルトの上に降り続けたのだろうと思われる。
いつまでも形の変わらぬ柏原町の風景だが、色ばかりが日に日に秋の深まりを示していた。

九月最後の日曜日の朝は、柏原町での地鎮祭で始まった。
コオロギとマツムシの声が染み通る静かな朝に、幣帛を捧げる神官の所作は、しめやかで厳かで、真綿を手に包むように優しいものだった。

城下町柏原は織田公ゆかりの地。
朝まだきの界隈では、織田まつりとうまいもんフェスタの幟がはためいていた。
十月十八日(日)の当日には時代絵巻さながらに、毛槍が舞う勇壮な武者行列が催行されるのだとか。
目白押しの美味いもんと共に、秋の風合いを楽しめる柏原の街に、大いに期待が膨らむのである。

季節に移ろう山河の風景のように、時折変化を見せてくれる城下町柏原の佇まい。
丹波に暮らす人々は、こうして心温め季節を読み取っていくのだ。


 

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