スタッフブログ

14歳のトライやる!

Staff

今週、コトスはトライやるウィークである。

まるで柑橘類みたいな香気を振り撒いて、今年も3人の少年少女がコトスを訪ねてくれた。
驚いたことには、二人の男子は祖父や父が大工だという。
そしてもう一人は将来は建築の仕事がしたいという理系女子なのだ。
ならば!というわけではないが、今日のメニューは木造住宅の設計と、1/100スケールのモックアップ(※模型)の作成だった。

作業中の雑談では「コトスに来るのは激戦だった」と3人は白い歯をこぼし、私もゆるゆると相好を崩して笑った。

実は昨今の職人や技術者の不足によって、建築業界は青息吐息の情けない状況なのだ。
なのでこの少年のささやかな報告にさえ、私は膝を叩いて喜びを体現する。
けして大袈裟でなく心から嬉しく思うのだ。

私は14歳の生徒らを、熱い眼差しで見守っていこうと思っている。
地方の小さな工務店は、今こそ立ち上がらなければと胸を熱くする。
少年少女らの青く広大な職業選択の自由の空に、七色の旗を掲げていなければならないのだ。

私は瞑目する。
時が過ぎ、やがては穏やかな夕星のように艶然と、そしてとき色の微笑みを浮かべながら、彼らの旅路を見守っていたい。
コトスはいつかそんな彼らを迎えたいと思っている。ふるさとの山河がそうであるように。
ふるさとという温かさを纏って、空いっぱいに両手を掲げて。

 

一覧へ戻る