設計コンペがありました。

2025/12/11
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
過日、ひょうご木のすまい協議会主催の県産木材を利用した建築物のコンテストがありました。題して「木の住まい建築賞in兵庫」と。
業界内大手から少数精鋭の工務店や設計事務所、あるいは個人の事業所まで、なかなか気鋭の(…だと思う)強者たちが腕を競う設計コンペでした。
最終的に5点の作品の中で、見事に最優秀賞を射止めたのは「兵庫県林業会館、竹中工務店」でしたね。
いやあ、さすがです。
コンテストである以上は、最も優秀な作品が勝ち名乗りを上げるべきで、それが超大手ゼネコンだったのはある意味、このコンテストの真価や意義を問う上でそれはそれは重要なことなんです。
…でもね。
大切なのはあながちそれだけじゃない。
コトスのような田舎の小さな工務店が敢えてコンテストに挑む時、そこには矜持ってものがあるのですよ。
私は思うのです。
日本の建築設計が優秀であることは疑う余地がありません。
そして同様に日本の施工技術が世界の中でも秀逸であることに、私は誇りを感じています。
しかもそれは日本の住宅においても、いや、きっとそうであれかしと私は思うのです。
日本家屋は遥か昔から、その精緻さ優美さにおいて、高次元な機能性(住み易さ)を共存させているんですよね。
おそらく世界最高水準じゃなかろうかと(^^)
そんなわけで、家づくりを生業としている者としては、石にしがみついてでも、たとえ最後尾だとしても、日本家屋の美意識を必死で追っ掛けているのです。
以上、小さな工務店のごまめの歯軋りでした。
さて、年末のこのコンテストの終わりには、私は都会の海を散歩する。
昔、憧れだった都会の海のカクテル光線だけど、この夜はコンテストによって高揚した気分を慰める柔和な光のオブジェとなりました。
丹波の小さな工務店として、未だやり残したことなど逡巡しつつ、潮風に揺られて心洗いつつ、私はあてもなくそぞろ歩くのでした。
今年もあと僅かとなりましたよね。
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