夕焼けコレクション

この最近は夕焼けコレクターの由良です。
 
秋が訪れたことが、こういう挙動に現れるのかな？
昨日も不意に思い立ち、京丹後市網野町の夕日が浦まで黄昏のドライブだった。
 
浜辺には大きな木製ブランコが立つ。
 
「大好きな人と
大切な人と
共に歩んできた人と
ブランコにゆられて
少しのんびりしましょうか」
 
スマホで検索したら、観光のページにそう書いてある。
 
…なんと？
なるほどよく見れば、幸せを誓い合ったような若いカップルが、それとなく順番に腰掛け、写真に収まっていくようだ。
 
こんな時、人々の所作は、夕日に溶けて消えてしまいそうなほど美しい。
 
はたと自分の番が回ってきて、ふと我にかえり、私は照れてしまって、どーぞどーぞと辞去したのだ。
 
今、この時間はあなたがたがお使いなさい。と、言いたいぐらいだ。
 
私は夕焼け見たさに、ほんの気まぐれに立ち寄った。ただそれだけなんだから。