スタッフブログ

すすき野から

Staff

砥峰高原。
萌えるにまかせて穂を膨らませたススキの群生地だ。

金色とも銀色ともつかない綿毛をなびかせていて、夢の世界に来たみたいだ。

冴え返った秋空がかすかなプラチナ色を帯びる午後三時半、山頂は絵葉書のような不確かな時間に包まれた。

ススキは風の吹くまま優雅に揺れて、木道を歩く人たち、親子連れも、若い恋人同士も、一人歩きの老カメラマンも、みんなスクリーンの中の俳優みたいだ。

十人十色。
そのどれもがまるで目映く美しい映画のようで、私は堪らず息を呑んだのだ。

いい休日になった。たまには出かけないとね(^^)
 

一覧へ戻る