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未来は果てなく

Staff

設計の仕事がしたいです!
​こういって白い歯をこぼした二人の中学生のトライやるウィークが終わった。
​ことさらに印象深いのは
「とりあえず一旦は外で勉強や経験を積んで
やがてもう一度丹波に帰ってきたいです」という、
若い二人の目論見だ。
恥ずかしながら、私が高校を卒業する時は
「これで田舎とおさらばだ」本気でそう思っていた。
​長い歳月が過ぎ、丹波の良さがしみじみと感じられるようになるまでは
漠然と田舎は都会に比べて劣っていると感じていたんだから
​人の価値観とはいい加減なもんだと思う。
​そこにもってきて「丹波に帰ってきたいです」という二人。
何故なんだ?
​というよりも、今この中学生に見えている未来の丹波を、
我々はたいせつに守っていかないと。
​果てしない未来の予想地図に、
丹波の図形を描いてくれる若い子らのためにも
大人の責任として、元気で引き継いでいかないと。

空と雲の間にしみ込むように消えていった後ろ姿が、
しばらくまぶたから消えない。

 

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