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秋丹波

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朝夕ずいぶん涼しくなった。
秋虫の声に耳を傾ける夜の窓辺では、うっかり長居すると寒気で熱いお茶がほしくなるほどだ。

秋の収穫が終わり、祭が過ぎれば、丹波の森ではもみじやイチョウがきらびやかな衣を纏うようになる。

ときおりふとこぼれ落ちる秋のやさしさに気づくと、癒されるよりもむしろ切なくなることがある。

秋丹波。
あれほど暑かった夏が遠去かり、怖気を振るうほどの冬まで、秋は急ぎ足で過ぎるのだ。
今一番いい季節を迎えて、さて、本でも読もうか音楽でも聞こうかと、山が色付くように秋の夜長をしみじみと過ごしたい。
夜空にあまねく星々の光を浴びながら…。
 

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