窓リノベの話 その二
2023/12/09
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
窓リノベのはなし
先ごろ、窓リノベの補助金を使って自宅の縁側のサッシを取り替えた。
築四十五年。
私が小学校から中学校に上がる年、大工だった父が新築した家に私は屏息している。
古ぼけたブロンズ色したサッシだったが、1970年代半ばの当時は素のアルミ色に代わって、ゴールド、アンバー、ブロンズなどに着色したカラーサッシの先駆けだった。
今回、断熱サッシになって縁側がほんのりと暖かくなった。
ついでに貼り替えた床は杉の縁甲板で、ほっこりした柔らかさを足裏に感じている。
私は逡巡するのだ。
大らかで屈強だった父と、茶目っ気たっぷりな母との思い出と、陽だまりも懐かしい縁側が蘇ったみたいだと。
思いがけず遠い記憶を呼び覚ます。
春うららかな日を待って、いつかここでごろりと昼寝をきめ込んでやろうと、密かな企みを温めながら。
先ごろ、窓リノベの補助金を使って自宅の縁側のサッシを取り替えた。
築四十五年。
私が小学校から中学校に上がる年、大工だった父が新築した家に私は屏息している。
古ぼけたブロンズ色したサッシだったが、1970年代半ばの当時は素のアルミ色に代わって、ゴールド、アンバー、ブロンズなどに着色したカラーサッシの先駆けだった。
今回、断熱サッシになって縁側がほんのりと暖かくなった。
ついでに貼り替えた床は杉の縁甲板で、ほっこりした柔らかさを足裏に感じている。
私は逡巡するのだ。
大らかで屈強だった父と、茶目っ気たっぷりな母との思い出と、陽だまりも懐かしい縁側が蘇ったみたいだと。
思いがけず遠い記憶を呼び覚ます。
春うららかな日を待って、いつかここでごろりと昼寝をきめ込んでやろうと、密かな企みを温めながら。