人生の果実を味わうとき
2022/12/15
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
冬のリビングを煌々と照らす薪ストーブの炎には、丸めた古新聞の皺を解きほぐすような、優しさと慈しみがあるよね。
過日、森の舟で契約があった。
空き家になった生家に手を加え、盆正月の家族の団欒や、気心知れた友人との集いの場を作る。
それがこの度のリノベーションの目的だ。
頭に浮かぶイメージは、好みの銘柄の酒をずらりと並べ、薪ストーブでスルメを炙る。
これぞ憧れの暮らしなんだそうな。
断っておくけど、60代女性の話だ。
人生の果実は、色も形も、またその味も様々にあるんだね。
肝心なのは無理して大食いしないことだ。
ストーブの炎の爆ぜる音が止み、静かな熾火となり、やがては深呼吸のような炭火になる。
ー 宵がひとしお深くなる ー
そうして消えゆくまでのほんの小一時間に、薪ストーブの一番芳醇な時が去来するんだ。
目を閉じて、微動だにせず、夜のしじまに沈んでいく。
心安らかに。
…人生の果実。私はこれぐらいがちょうどいいと思うのだよ。
過日、森の舟で契約があった。
空き家になった生家に手を加え、盆正月の家族の団欒や、気心知れた友人との集いの場を作る。
それがこの度のリノベーションの目的だ。
頭に浮かぶイメージは、好みの銘柄の酒をずらりと並べ、薪ストーブでスルメを炙る。
これぞ憧れの暮らしなんだそうな。
断っておくけど、60代女性の話だ。
人生の果実は、色も形も、またその味も様々にあるんだね。
肝心なのは無理して大食いしないことだ。
ストーブの炎の爆ぜる音が止み、静かな熾火となり、やがては深呼吸のような炭火になる。
ー 宵がひとしお深くなる ー
そうして消えゆくまでのほんの小一時間に、薪ストーブの一番芳醇な時が去来するんだ。
目を閉じて、微動だにせず、夜のしじまに沈んでいく。
心安らかに。
…人生の果実。私はこれぐらいがちょうどいいと思うのだよ。