スタッフブログ

【R55指定】終の棲家のリノベーション

Staff

大型リフォームが始まっている。
築七十年を数える古家は、時代の移ろいに追随するかのように、幾多の改修と、外へ外へと増築を繰り返して、拡大してきた。
 
かつて家の核だった畳敷きの居室は、いつしか古池のように、ひっそりと色を無くしていたのだ。
 
本工事の根幹は減築にある。(※写真 赤〇囲み部分)
忘れ去られた光と風を取り返すべく。
 
「ここから夕焼けを眺める生活」は、ひとしお居室を甦らせ、そして家人を橙色の背景の影絵のように、映しだすだろう。
なんて、私の勝手な空想だ(^^)
 
冬には薪ストーブの求心力で、一家をリビングに引き付けて止まないとなれば、それは施主とコトスの理想型だと思う。
 
それがこの家が今日まで建ってきたことへの、敬愛じゃなかろうかと。
【R55指定】終の棲家のリノベーション
山南町梶。

一覧へ戻る