月下の森の舟にて
2022/09/16
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)
十五、十六、十七夜になって、ようやく空が群青色になった。
そしてやっと観月の気分が味わえる。
ここ、森の舟では…
里に響き渡っていた蝉の声が静まると、代わりに聞こえてくるのは、秋虫たちの優しく涼しい音だった。
夜が深まるにつれ、色も音も、だんだん石英の結晶みたいに純度を高めて、透明な夜になった。
沁みるなあ、とても。
いつかまた、ここへ仲間を集めて、鍋でもやるかなと思う。
一つ一つ楽しみを数えて。
更けゆく秋の夜に。
そしてやっと観月の気分が味わえる。
ここ、森の舟では…
里に響き渡っていた蝉の声が静まると、代わりに聞こえてくるのは、秋虫たちの優しく涼しい音だった。
夜が深まるにつれ、色も音も、だんだん石英の結晶みたいに純度を高めて、透明な夜になった。
沁みるなあ、とても。
いつかまた、ここへ仲間を集めて、鍋でもやるかなと思う。
一つ一つ楽しみを数えて。
更けゆく秋の夜に。