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わがままカフェのある暮らし

Staff

近頃、リフォームを所望される人の中に、便利さや機能性といった直接的なメリットではなく、
温かみとか、安らぎとか、肌感覚なものを求めているような、そんな話が増えてきた。

話していておもしろいのは、「ほっこり」だの「ほんわか」だのと表現される居心地のことだが、
本当のところよく分からなかったりするのだ。
ところが、よく分からなくて手探りで話す施主との対話は、
いつも印象的で、どこかしらほんのりとした風合いで、幸せの濃度みたいなものを感じている。

今日のリフォームの打合せもやはりそうだった。

施主曰く、「カフェみたいにぼーっとできるリビングが憧れ」なんだとか。
いつかは本物のカフェもやりたいんですけどね、と顔を見合わせ、
白い歯をこぼす素敵な夫婦の夢の一幕を聞かせてもらった。

この家の窓から、不意に新緑の野趣に富んだ風と香りが滑り込んだ。
夜には星空がガラス越しに映し出されて、きっと綺麗だろう。
南但馬の自然と、わがままカフェ暮らし…ってメモしておこう。
こんな手がかりだけで始まる家づくりも、時にはよくないですか(^^)

写真はこの家の裏山に続く風景を一部切り取った。
ほっこりしてるでしょ。

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