古民家再生の話
2025/02/13
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)

今日は大工工事が完了したタイミングで、コトスのスタッフによる中間検査だった。
内装工事やキッチン、トイレ、洗面台などが取り付く前に、不具合はないか点検するものだが、
むしろ意見交換の趣きが色濃くなるのだ。
木材の厚み、梁の露出度合い、枠や棚の高さ、建具の納まり、
断熱性や耐久性など論点には事欠かない。
そうして古民家の履歴は上書きされ、次なる所帯の記憶を刻んでいく。
星霜すでに百年。
語り尽くせぬ歴史とともにこの家は建っているんだ。
午後一時半。
北の空から吹越の風花がキラキラと舞い降りて、私の頬にぶつかり溶けていく。
いよいよ大寒波の到来だとか。
風も強くなってきた。
丹波篠山でもこの辺りの風雪はとくに厳しいと聞くが、再生工事はここからが佳境。
私は空を見上げるのだ。
慌てず、無理のないよう、じっくり仕上げて、
やがて施主一家に無事に引き渡せることを切に祈る。

