KOTOSなくらし

STORY2 薪ストーブのある、あったかい家。

薪ストーブのある、あったかい家。

夢みることから、家づくりははじまっていた。

KOTOSの提案のひとつに、薪ストーブのある暮らしがある。薪小屋を自作してしまうなど、Oさんはご近所でも有名な薪ストーブフリーク。そんなOさん宅は、玄関を入ると正面、通り土間に大きな薪ストーブがある。1階のキッチンとリビング、和室は、薪ストーブを中心にして、隔てる壁や戸がないひと続きの大空間。2階に暖を送るため、ストーブのある土間を吹き抜けに。それが空間全体の開放的な印象をより強めている。やさしいあたたかさを住まい全体に送り込む設計が、同時に家族のつながり感と開放感を生んだ。

神戸出身のOさんは仕事で、福井出身の奥さまは、結婚を機に丹波市に移り住んだ。

「由良さん(現KOTOS)とはその頃からのおつきあいで。見学会にはよく行ってたものの、この土地に家を建てるかを悩んでました。その後、由良さんに内緒で団地に移り、そろそろ家を建てようかと思った時にタイミングよく見つかって(笑)」

薪ストーブのある、あったかい家。
薪ストーブのある、あったかい家。
薪ストーブのある、あったかい家。

大学で建築を専攻していた奥さまは、マイホーム計画への思い入れも強かった。

「ハウスメーカーも相当見てまわりましたよ。由良さんは、何年もおつきあいする中で、間取りや工法を研究して工夫したり、コンセプトのある家を打ち出したり、どんどん進化してくのがわかったんです。私の好みを知ってるかのように(笑)。その頃にはもう由良さんでと決めてましたね。ひそかに、方眼紙に何枚も理想の間取りとか夢を書いてたんですけど、それを設計の荒木さんに話したら、“貸してください”って言って。薪ストーブがあって、その奥に緑が欲しいとか、通り土間、三角の大屋根、坪庭なんかもいいなって書いていたキーワードを上手に汲み取って、全部をいっぺんに叶えた提案をしてくれたんです。その時の立体模型、まだ取ってあります。本当に家づくりは楽しかったですよ」

薪ストーブのある、あったかい家。

薪ストーブは、人生をあたためる暖房かもしれない。

薪ストーブにはじめて出会ったのは、KOTOSの見学会だった。Oさんは、その「おしゃれな喫茶店にしかなさそうな物体」にひと目惚れ。寒がりの奥さまもそのあたたかさに感動。「メンテナンスも薪割りも何もかも俺に任しとけ!」と導入を決めた。「土間に薪ストーブ」もKOTOSの提案。リビングに置くと、どうしても1坪ほどの耐火スペースの分、空間に無駄ができてしまう。土間なら場所に余裕があるし、灰の掃除も薪を運び入れるのも簡単で、合理的だ。薪ストーブの上に吹き抜けをつくるのは、熱が上に逃げて肝心の1階があたたまりにくく非効率、という考え方もあった。だがこれは、2階の天井にシーリングファンを設け、念を入れてダクトを仕込み熱を循環させることで解消。ひとつの薪ストーブで家中すべての暖房ができる。

「あとね、意外とコミュニケーションツールになりますね。娘たちと朝パンを焼いたり、お味噌汁つくったり、“薪、大丈夫?”ってひと声かけたり。薪ストーブ入れてからわが家、妻が特に早起きになったんですよ(笑)」

もちろん、薪の手配から灰の処理まで、何かと手間はかかる。しかし、家族団らんの中心になり、新しい生活リズムとコミュニケーションを生み出した。薪ストーブは、単なる暖房器具ではなく、生き方の一部なのかもしれない。

薪ストーブのある、あったかい家。
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