なにぬねのうかいちょう

過日、私の地元自治会の奉仕作業に参加した。
俗に「溝はり」と言って、用水路の底にたまった泥を鍬やスコップでかき上げる作業だが、
三月の初旬のこの奉仕作業は、村民との貴重な情報交換であり、また春の訪れを肌に感じる心地よい歳時でもある。
田舎に住みながらもこういった作業がないと、実はなかなか農業との接点がみつからない。
なので、そういった意味でも溝はりは、貴重な農業体験でもあるのだ。

・・・なんてのんびり考えていたら、その夜の地区総会で私の虫のいい感慨は打ち消されることになった。
the農会長・・・。
先ほど言ったように、農業との接点はほぼほぼない私が、農会長を拝命することになった。
まったく困ったものである。
しかもその翌日には、丹波市商工会の建設部会の副部会長の役が舞い込んできた。
おいおい、こう見えて（どう見えて？）私は正真正銘「口ほどにもない奴」なのに、それはないよ～と反駁しつつも、ええい！こうなったらＹＫＫＳ（やけくそ）だ。
迷惑かけないかとても心配だけど。